ぽっぽ焼き

第3章 偽造・変造カード

偽造・変造カード17

その間リュウは、取り分が安くても良いと言う打ち子を入れて、一台から五万円だけ出させたり、午前と午後二回に分け、三万円づつ出させたりしていた。 なんとか見た目で疑われないようにしたかったのであろう。 小池の取り分は、十万円を越え...
第3章 偽造・変造カード

偽造・変造カード16

ハーネス取り付けから一週間経って、リュウとハツコはサンゾクで変造カードを打つ為に復帰した。 二人だけなら警察の内偵など敵では無い。 ホールで不自然な動きをするお客さんなどいるはずが無いので、見回る刑事が居れば簡単に気付く。 ...
第3章 偽造・変造カード

偽造・変造カード15

ひと通り聞いて僕は言った。 「お前、取り分5%だよ」 「え〜 マジですか?!」 リュウが怒った。 「お前なんか金いらないヨ!何したよ!みんな危なかったヨ!」 黙る小池… 黙れリュウ… ウザい… ...
第3章 偽造・変造カード

偽造・変造カード14

店側の対応にもよるが、めぐり巡ってお客さんの財布を直撃する。 読者を敵に廻す可能性が高い、僕の最初の一撃であった… ゴトとは、全てそう言う物である。 すぐに両替して、少し時間を空けて角台に座った。 ダメだとは分かっ...
第3章 偽造・変造カード

偽造・変造カード13

リュウの言った事は、嘘じゃないと理解した。 僕は、持っていた鍵を地面に落とすと、そのまま店を出た。 不思議と怒りは、わいて来ない。 少し小池が哀れに思えた。 外に出てリュウとファミレスに向かう。 「小池ワ?...
第3章 偽造・変造カード

偽造・変造カード12

それでも小池から貰った恐怖は拭えない。 恐怖は間違いなく伝染する。 誰だって怖い。 それを必死に押さえているのに… 変造カードをやる時は、その日の体調や精神的な問題で怖かったり、全然平気だったりする。 それで...
第3章 偽造・変造カード

偽造・変造カード11

そこからは練習通り順調だった。 抜いた配線をポケットにしまい、ハーネスを出す。 今度は上からパチンコ台に嵌めて行く。 上が簡単にカチッとハマり、下も問題無くハマった。 もう一度、接続部分を確認して、パチンコ台の電源...
第3章 偽造・変造カード

偽造・変造カード10

ガチャリと台を開け、パチンコ台の中を確認する。よし 行ける…練習した台と全く同じ形状だ…冷静に手順を思い出す。まず電撃をオフにした。相手側の上と下の配線を抜く…下からだ…慌てるなと自分に言い聞かせる。配線が切れたりしないように下の配線をソ...
第3章 偽造・変造カード

偽造・変造カード9

僕の作戦を聞いた時は、賢い人のような理屈を言って、反対していたリュウだったが、頑として、それで行く!と言い張る僕に折れた。 「分かった。 手伝うよ」 リュウは呆れた顔で言った。 問題は小池である。 リュウが言った理...
第3章 偽造・変造カード

偽造・変造カード8

ハーネスを取り付けると決めた前日の昼に、サンゾクの社長と電話で話しをした。 彼は既に僕を嫌って、避けようとしている。 言葉の端々にそれを感じた。 「また警告が来たよ。もうやめた方が良いと思うけど… どう?」 そう社...