第2章 組織犯罪の始まり 組織犯罪の始まり10 「いらない!」と言うのに、帰りにお土産だと言って、鹿の角だの、誰かのキ◯タマなどの漢方薬を持たされた。 精力が付くらしい… その紙袋を車の助手席に置いて、神◯川県のパチンコ屋【サンゾク】の社長に、店員の事がどうなったのかを確認... 2019.02.28 第2章 組織犯罪の始まり
第2章 組織犯罪の始まり 組織犯罪の始まり9 「ホントだよ。取り付けちゃえば誰でも簡単に当たりは引けるよ。問題はどうやって取り付けるかだよ」 二つの道具を見て僕は、凄いな~ としか思わなかった。 配線のハーネスだけは今度の店で使えるかな、と少し思った… しかし、まだ... 2019.02.27 第2章 組織犯罪の始まり
第2章 組織犯罪の始まり 組織犯罪の始まり8 綺麗な雪ちゃんがいた。 何かいけない所に入り込んだ気がした。 「いらしゃい。日本人招待するの初めてアルヨ」 そう言って、百万ドルの笑顔を見せる。 招待? そんなもん僕も初めてだ… ゴトよりも緊張し始めた... 2019.02.27 第2章 組織犯罪の始まり
第2章 組織犯罪の始まり 組織犯罪の始まり7 ◯クザを甘く見すぎていた。 待ち合わせたファミレスで社長を見つけるなり、ポンコツはエンジン全開になった。 社長の座る目の前のテーブルを、挨拶する間もなく、力いっぱい蹴り飛ばし、テーブルだけをぶっ倒した。 物凄い音である。... 2019.02.27 第2章 組織犯罪の始まり
第2章 組織犯罪の始まり 組織犯罪の始まり6 話しが付いてる店で、自分が悪くも無いのに捕まりそうになった。 ましてや変造カードを押し付けられて、逃げろとまで言われているのである。 感謝など有り得なかった。 僕なら、話しが違うと怒る… 気持ち悪いぐらいの感謝にた... 2019.02.26 第2章 組織犯罪の始まり
第2章 組織犯罪の始まり 組織犯罪の始まり5 婆さんを追い掛ける店員はいない。 仲間の七人を取り囲んでいる店員五人は、全て僕をニラんでいる。 「あいつもやってましたよ!」 そう言っているのが聞こえる。 その店員を軽くニラみながら自分のパチンコ台に座った。 ... 2019.02.26 第2章 組織犯罪の始まり
第2章 組織犯罪の始まり 組織犯罪の始まり4 どう見ても下っぱの店員に向かい歯抜けが言った。 「今日から変造カードでお世話になる者達のまとめ役のモンだけど、大人しく打たせるから気にしないで仕事してな~悪いな~」と… 目が点になる僕。 店員を見るとポカンとしてた。 ... 2019.02.26 第2章 組織犯罪の始まり
第2章 組織犯罪の始まり 組織犯罪の始まり3 初日だしサービスする事にして、出した分を全て持って帰っても良い事にしようと歯抜けに言った。 しかし、歯抜けは嫌がった。 仕方なくカード代として1人一万円だけ出させて歯抜けに渡した。 それでも歯抜けは不満げである。 ... 2019.02.25 第2章 組織犯罪の始まり
第2章 組織犯罪の始まり 組織犯罪の始まり2 そんな自分の内情を歯抜けはすべて僕に話した。 僕を、人の良い、弱っちいガキだと思っていたからだと思う。 連れている婆さんと良夫ちゃんもそう思わせる一つの要素だった。 ○クザに同情してやる必要など、どこにも無い。 ... 2019.02.25 第2章 組織犯罪の始まり
第2章 組織犯罪の始まり 組織犯罪の始まり1 人数は10人ぐらい居て、日本人と外国の人が半々程だと言った。 歯抜けの話しを聞いた時、雪ちゃんの所の奴が使えるなと思っていた。 「打ち子仕事だから日当だけど、どう?」 そう雪ちゃんに聞くと喜んでいる。 捕まる可能性... 2019.02.25 第2章 組織犯罪の始まり