第3章 偽造・変造カード 偽造・変造カード40 しかしそれにも限界がある。 自分が打っていられない… なんのこっちゃである。 更にはゴト師の数が多過ぎた。 一人追い出しても仲間が居て、僕が変造カードをやっているのを確認されれば、間違いなく喧嘩になる。 喧嘩... 2019.04.30 第3章 偽造・変造カード
第3章 偽造・変造カード 偽造・変造カード39 しかしスネ夫ハウスには三十万円分の餌しかなかった。 良夫ちゃんが僕の背中を叩く。 「なに!? 緊急?」 「スネ夫が首振ってます」 え? もう? 早過ぎだな… この頃の、良夫ちゃんとスネ夫のジェスチ... 2019.04.29 第3章 偽造・変造カード
第3章 偽造・変造カード 偽造・変造カード38 僕によって散々な目にあったサンゾクの社長や、店員達のその後についても少し触れておこうか… 店員の中の二人とは、仲良くなっていたリュウを通して、その後も付き合いが続いていく。 当然ゴト関係である。 サンゾクの社長と知りあっ... 2019.04.28 第3章 偽造・変造カード
第3章 偽造・変造カード 偽造・変造カード37 サンゾクの、一次閉店を向かえた日の夜に、いつもの焼肉屋で小池に会った。 小池は、サンゾクをクビになってから、五ヶ月経つのに、今だに仕事をしていない。 毎晩のようにローンのセルシオに乗って、キャバクラ通いをする小池は、少し太った... 2019.04.27 第3章 偽造・変造カード
第3章 偽造・変造カード 偽造品・変造カード36 良夫ちゃんも理解した。 三個入れる所は、一発づつ打ち出せば、チョコチョコ開く小口チャッカーが玉を簡単に拾う。 守りが居る今の状況なら楽な物だろう。 店員は守りの五人に任せて、出し続けろと伝えた。 「守りなんていりま... 2019.04.26 第3章 偽造・変造カード
第3章 偽造・変造カード 偽造・変造カード35 ゴキブリが駄目になると分かった時、僕は他の方法を思いついた。 予定よりゴキブリが潰れるのが早いせいである。 妄爺の店で引き抜いた、使える奴ら五人を、日当一万で呼び寄せた。 やらせる事は偽のギャラリー。 見物者である... 2019.04.25 第3章 偽造・変造カード
第3章 偽造・変造カード 偽造・変造カード34 無理矢理僕を止めて、ゴト師として証明が出来なければ、警察は困った事になる。 その頃ギャラリーは僕の周りに沢山いるだろう。 どちらの味方をするだろうか? 警察と店か? 僕は違うと考えていた。 パチンコをやる人間... 2019.04.24 第3章 偽造・変造カード
第3章 偽造・変造カード 偽造・変造カード33 僕の予想とは違い、先に店員に目を付けられたのはゴキブリだった。 単純に積んだ箱の異常さであろう。 お客さんが増えているとは言え、20箱を越えれば出過ぎな店なのである。 しかし店員はチラチラ見て行く程度である。 ゴキ... 2019.04.23 第3章 偽造・変造カード
第3章 偽造・変造カード 偽造・変造カード32 「時計を見ながらやれば、店員が良夫ちゃんに張り付くけど、なんか言われても、やめちゃ駄目だよ。奴らに良夫ちゃんを捕まえる証拠なんか無いから。どうしてもしつこく止めようとしたら警察呼べって言えば良いよ。もし来たら警察は僕が必ず防ぐから。良夫ち... 2019.04.22 第3章 偽造・変造カード
第3章 偽造・変造カード 偽造・変造カード31 パチンコ屋の中には、裏ロムやハーネスのセット方法を詳しく知らない所が多数存在していた。 それでも特定の絵柄が出た後に、何十秒か待つと言う事ぐらいは知っていた。 時計を見ながらセットすると、裏ロムやハーネスが付いている事を、確信... 2019.04.21 第3章 偽造・変造カード