ぽっぽ焼き

第4章 電波ゴト

電波ゴト37

弁護士には、歴然とした能力の差がある事は、この後で知った。 担当した人間が犯罪者であろうとも、罪の量刑を減らす事が弁護士の仕事である以上、能無しや無能などの言い方は間違いではあるまい… この弁護士は、伝書鳩のように、僕と一号を...
第4章 電波ゴト

電波ゴト36

刑務所一号の手下は、捕まっても僕達との関係を、警察に一切喋らなかった。 それらの情報は、一号が捕まった三日後には、僕の元に弁護士を通して入って来た。 妄爺の知り合いの弁護士である。 僕が犯罪者と知りながらも、喜んで弁護を...
第4章 電波ゴト

電波ゴト35

捕まった際に裁判まで行くか、パチンコ屋での、お説教程度で帰れるかはツキである。 捕まる際に抵抗していれば、警察を呼ばれる事が多い。 しかし抵抗して逃げ切る人間も多い。 ホール内で店員に周りを囲まれた時に、しなければならな...
第4章 電波ゴト

電波ゴト34

僕が新人を、ある程度育て上げた頃から、変造カードゴト師に対してホールの対応が変わり始めていた。 テレビでは、ワイドショー以外の一般のニュースでも、連日のように特集が組まれるようになっていた。 テレビの論調は、ゴト師を一方的に責...
第4章 電波ゴト

電波ゴト33

変な噂が広まるのは困る。 拒否されたり逃走した場合は、一切追い掛けるような真似をするなと店員に伝えておいた。 ナイフが出たり殴られたりする可能性がある。 拒否の確認を、もう一人の店員が離れた位置からしたら、外に待機させて...
第4章 電波ゴト

電波ゴト32

変造カードゴト師以外の電波ゴト師などを警察に突き出す事は、パチンコ屋にとって面倒臭い物である。 事情聴取に長い時間を割かれ、裁判の時に呼び出される事すらある。 しかし変造カードゴト師の場合は、被害者がカード会社である。 ...
第4章 電波ゴト

電波ゴト31

毎日60万円程タケコブタに打ち込むようになって暫くすると、カード会社の注意がキツくなった。 スネ夫が直ぐに反応した。 「これはまずいよ…」 ビクビクしている。 確かにまずい… タケコブタを潰したら婆さん達に怒...
第4章 電波ゴト

電波ゴト30

タケコブタのスネ夫と話しを付けて、三ヶ月程経った頃の事である。 タケコブタからゴト師の追い出しに成功して30万円の餌代を確保した僕は少し調子に乗ってしまった。 スネ夫に適当な事を言って打ち込む金額を30万円から60万円に上げさ...
第4章 電波ゴト

電波ゴト29

リカちゃんが倒れた原因は真面目にやり過ぎたからであろう。 稼ぎがトップクラスと言う事は、電波を浴び続けた時間も、トップクラスと言う事である。 リカちゃん事件を、経験した後に振り返って見ると、僕達にも思いあたる事がいくつもあった...
第4章 電波ゴト

電波ゴト28

「この機械が心停止の原因かもね。強い電波なら、何度も浴びれば心臓が止まる事は普通に起こるよ」 え? マジで? 冷や汗が出た。 更に医者の先生が言った。 「パチンコ屋さんの中で、何をしていたのかは知らないけど...