ここまでスロットについての説明を書いて来て、やはり僕は今だにスロットについて素人だと言う事を痛感した。
早くも読者から待ったが入ったのである。
これまで書いて来たスロットの画面を僕はドラムと書いた。
ドラム?
リールじゃないの?
と言う指摘である。
確かに!
ドラムはいくらなんでも無いよね!
ただ僕は、本当にどうでも良かったのである。
指摘してくれた読者とフォローしてくれた読者の両人に感謝したい。
ありがとう。
しかし、パチンコ話の時もそうだったが、この先のスロット話の時も同様の事が起こると予想出来る。
その際の指摘に対してはただ書き直すだけにさせていただきたい。
どれだけ間違いが出るか分からないからである…
すまん!
とりあえず【ドラム】は変だと僕も思うので、ここからは【リール】に変えたい。
思い返せば僕はサバ〇ナチャンスを何度も捨てる男であった。
僕がどいた後に血相を変えて座った若者が1万枚をアッと言う間に叩き出す。
それが、ただのカマ掘りでは無かったと気付いたのは最近の事である。
これらの無知はゴトにも影響していた。
しかし僕はかたくなだった。
機械は今でも苦手である。
鼻で笑いながらもリュウはスロット台の事を僕に説明し始めた。
リーチ目がどうとかリプレイはずしがどうとか言っている。
リュウは説明を少しするたびに「知ってる?」と僕を小馬鹿にするように合いの手を入れた。
何かの仕返しの積もりなのであろう…
イライラして来た。
「お前その説明ホントに必要なの?設定と関係なくない?」
「うん、関係ないよ。教えてあげてんだよ」
いらねーよ…
頼んだ覚えは無い!
「へ〜 そいつは気を使って貰って悪いね… 御礼に僕も良い事教えてやろうか?」
「なに?」
「空の飛びかた…」
「は?飛行機かなんか?」
「違う。体一つだ。体力が続く限り飛んでられるぞ」
リュウの顔が、うたぐり深い顔に変わった。
「なんだその顔?教えて欲しくないなら良いよ。簡単なんだけど無理強いはよくないからな…」
「いや… 知りたい…」
「あっそ。知りたいなら教えてやる。これは貧乏人には出来ないからな。分かったか?」
「うん…」
リュウが怪訝な顔で頷いた。
「まずは右足上げるだろ…」
「うん」
「次にその右足が地面に着く前に左足上げるだろ…」
「うん…」
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