韓国人・○国人132

この後、街で5上の男を見かける事は何度かあった。

しかし、いつも彼はコソコソと僕の目の前から逃げる様にいなくなった。

その程度の奴である。

道具をレンタルでしか借りて来られない中華ソバと組んでやったレシートゴトは、この後も数回ある。

それら全てに成功している。

危険な事はいくつかあったが、誰一人捕まる事は無かった。

作戦は、ほぼ僕が起てた。

それにより僕の取り分は5割になって行った。

中華ソバ達と組んだ理由は、リュウが道具を見つけられなかったからである。

赤外線と言う事を、確信に到らないとは言え掴んでいながらも見つけられなかった。

誰のせいでも無いであろう。

仕方のない事であった。

しかし僕はリュウに言った。

「お前、ダメダメだな。パンダ見に帰れよ」

「この前、雪と上野動物園で見て来たアルヨ!」

知らんがな…

ノンキな野郎であった。

レシートゴトは半年もするとパチンコ屋に対策を打たれて厳しくなり始めた。

しかし、対策を打たれたのは、赤外線の道具でレシートゴトが出来るメーカーの計量機を設置している店だけであった。

それすらも全てのパチンコ屋では無い。

間抜けは、自分の店がやられて初めて対策を立てる様であった。

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この頃から、ピンを連れて、よく、ご飯を食べに行くようになった。

ほとんど会話は通じない。

しかし、なぜか僕に電話を掛けて来て、ご飯、ご飯とせがむのである。

なぜ僕に?

そうは思うが飯ぐらいなら構わない。

食べさせてみると、どこまでも食べる男であった。

自分が一日に一度の食事しかしないので、ピンの食べっぷりを見るのは、どこか楽しかった。

ピンはお金をほとんど持っていない。

全ての管理を中華ソバにされていた。

僕のザッとした計算では、中華ソバに借りた〇国からの渡航費用は終わっている筈であった。

それに対してピンは文句を言う事もしない。

ご飯さえ食べられたら、何でも良いようであった。

彼に僕が仕事を回した事は無い。

暴れる事しか出来ない事は見ていれば分かった。

しかし、僕の前では、乱暴なソブリを見せた事は無い。

いつも、何が楽しいのかニコニコ笑っているだけであった。

たまに真剣な顔を見せると言えば、レシ担男の事である。

まかせろ、ぶっ飛ばす、等とよく言っていた。

言い返すのが面倒なので、適当な返事をする。

「頼むな…」

そう言うと、ピンは、嬉しそうに笑っていた。

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