韓国人・○国人130

更には、僕が景品を大量にプールした事で、カウンターの中に景品が無くなった。

カウンターに景品が無くなると、店側は換金所に景品を受け取りに行く。

どちらでもバレる可能性は変わらないのである。

多少、景品をプールした方が、バレるのが遅れる程度である。

しかし、その遅れが重要だと考えていた。

最後の両替に向かう手下達に言った。

「カウンター前で景品を渡されるのに待たされたらバレたと思え。そいつで最後にするか、逃げないと多分捕まる。無理だけはすんな。分かったか?」

手下達は、はい、と返事をした。

彼らは返事はしたが自分で考えられるゴト師であった。

案の定、換金所にお金が無くなってすぐにカウンター内が騒ぎになった。

普段よりも多い換金と、換金されない景品の数の異常さに気づいたのであろう。

強気な手下達は、それでも両替をやめなかった。

堂々と、一枚三万円程のレシートをカウンターに出し続ける。

取り分が五割になったレシートである。

捨てるような、ヘタれは既に居なかった。

トボけるだけトボけて、それでもしつこければ逆切れする。

更には、数人での恫喝。

その間にも次が行く。

店中が騒然とする中、誰一人捕まる事なく、全てのレシート両替が無事に終わった。

スポンサーリンク

カウンター前が騒ぎになっている隙に少しずつ換金をさせた。

残りの景品が50万円程になった辺りで換金所の前にも多数の店員達が見張りに立つようになった。

慌てて換金する必要は既に無い。

店側が既に何も出来ない事は知っている。

来ないで良いと言った良夫ちゃんと婆さんは、やはり来た。

しかし既にレシート交換は終わっている。

ゴネ屋の二人が助けだった事を細かく話した。

「四万払ってよ…」

「なんでですか?」

良夫ちゃんは、理解出来ないのかトボけているのか分からない反応であった。

コイツじゃ駄目だ…

話す相手を婆さんに切り替えた。

「払ってよ…」

「お金有りません…」

勝った!

払う必要を婆さんは感じていると見た!

お金があれば払う…

そう言う事であろう。

失敗したなババア!

てか、アンタら金持ってるだろ!

払えや!!

しかし、一度財布にしまったお金を、二人が出す事は、絶対無い事を、僕はこれまでの付き合いで知っている。

ならば労働で返させる。

「じゃあ、お金は良いよ… 残りの景品全部換金して!何日掛かっても良いから!」

婆さんと良夫ちゃんは、嬉しそうに笑って頷いた。

その換金も三日後には無事に全て終了した。

コメント