韓国人・○国人123

午後9時30分を廻った頃に、中華ソバ達がレシートを作り終えて、店から出て来た。

問題は何も無く、150万円程のレシートを作り上げていた。

同時に良夫ちゃんから電話が入る。

「換金終わりました」

それだけ言って良夫ちゃんは黙った。

違うだろ…

どうなったのかの報告が先だろう?

「なんか言う事は…?」

電話がある以上、無事だったのであろう。

4万円の回収をしなければ為らない。

意地でも取る!

欲張りなら負けない!

まずは最初に、お礼を言わせて謝らせなければ、回収はキツくなる。

起こった事を自分から話させる為の、ひと言であった。

良夫ちゃんが言う。

「そっち両替行きます」

なんでやねん!

ちゃうって!

ホントに、ふざけた男である。

「どうなったのよ?」

「何がですか?」

忘れたの?

んなアホな…

「何がって… 助けが来たろ!」

体がまた痛み出した。

「あ〜 あれ助けですかぁ〜 変な事言うなあって思ってました」

駄目だ…

取れないかも…

「こっち終わったから… 来ないで… 頼むから… じゃあね… おやすみ」

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良夫ちゃんと話していてもラチが開かない。

手下の一人に電話を掛けて、どうなったのかを聞く事にした。

状況を知っておかないと、4万円は取りっぱぐれる。

それは間違いない様な気がする。

手下に電話を掛ける前にツルッパに指示をした。

「一人、一枚づつのレシートを持たせて行かせて。少しでも疑われた様子があったら、やめるから、絶対無理するなって皆に言っといて。レシートは余らしても構わない。分かった?」

ツルッパの返事を聞いて、大型店の手下に電話を掛けた。

「今、良夫ちゃんから電話来たけど、どうなったの?」

「すぐ二人共、解放されましたよ。換金も、いま全員終わりました。結構騒ぎに為りましたけどね」

騒ぎ…?

「騒ぎって何?」

手下が語った話しは、僕の思惑を越えていた。

ゴネ屋の手下二人には、後になって聞いたのだか、僕の指示通り、婆さんの孫の振りをして、店員達に突っ掛かって行ったと言う。

良夫ちゃんは、この二人が、孫と偽って助けに来た事を全く理解しなかった。

その結果が、あれが助けかや、変な事言うなあ、等の感想に為ったのである。

良夫ちゃんが、いくらそう思ったとしても、ゴネ屋二人の活躍は重大であった。

コメント

  1. パチスキー より:

    もしかして体調不良ですか?心配です。

    • ぽっぽ焼き より:

      パチスキーさんこんばんは。
      ゴメンなさい。
      ちょっと忙しくて更新が遅れてしまいました…
      体調は大丈夫です。

      読者の方々、更新楽しみにしてくれていたら申し訳ありませんでした。
      本来の更新日の7/27分を先ほどアップ(お詫びに2回分)しました。次回更新は明日の7/30です。

      よろしくお願いします!

  2. パチスキー より:

    体調でも崩されましたか?確実に更新されてたので心配です、、、