韓国人・○国人122

手下が言った。

「店員達が、換金所の前に立って換金する奴らを見てたんですけど… 良夫ちゃんと婆さんが、列から引っ張り出されて尋問されてます…」

マジで…

「皆は? 換金出来てんの?」

「順調みたいですよ。皆は持ってく景品が、そんなに多くないですし…」

「なに…? 良夫ちゃん達は、一杯持ってんの?」

手下は呆れた様に言う。

「一杯どこじゃ無いですよ! 袋、山盛り二つ持ってますよ…」

何してくれとんだ…

どうするか悩んだ。

僕が戻った所で、何も出来ないし、そもそも、間に合わないであろう。

仕方なく、根性のある手下二人に電話を掛けた。

「ちょっと良夫ちゃん達助けに行ってくれよ。一人、2万払うから」

「良いっすよ。何すりゃ良いんすか?」

良夫ちゃん達の、今、置かれている状況を話した。

その後に指示をする。

「孫の振りでもして二人に近づいて、自分達が預けた景品も交ざってるとでも言い張って。多分それでも、しつこく言って来るだろうけど、ゴネ捲くって切り抜けて…」

「マジっすか!? 二万で?!」

「何だよ… もっと減らすか?」

「いや、いや! 違うでしょ!」

「違くねえ… まあ頼むわ。その内、楽させるから…」

スポンサーリンク

手下は、更に値段を吊り上げる為に、ゴネ始めた。

「時間がねぇんだよ。やるのか、やらないのか早く決めろ…」

渋々頷いた。

ゴネるのが得意な奴らである。

これくらいの事は、簡単にコナすであろう。

電話を切って、先程の手下に電話を掛けた。

指示をする。

「換金所の近くに居る奴らに言ってくれ」

「何をですか?」

「良夫ちゃん達の横通る時に、店員達に対して、ひと言づつ文句タレろって。出したらイケねーのかとか、全然出ねーくせにとか、客をなんだと思ってんだとか… デカイ声で… 助けたりは良いから。適当で良いし。嫌なら良いし。頼むわ…」

手下は笑って言った。

「分かりました。皆に言っときます!」

「うん、悪いな」

電話を切った。

よし…

どうにかなんだろ…

僕は、手下二人に払う、4万円の方が心配であった。

良夫ちゃん達から取れっかな??

なんか無理っぽい…

中型店では、中華ソバがレシート作りを、まだやっていた。

どんだけやる気だよ…

両替出来んのか?

そう思った。

既に、予定の100万円分は超えている。

レシート作りと同時に両替もしている。

店側が、気付かないのが不思議であった。

グループ自体が、間抜けなんだな…

僕は、この時の感想を、強く記憶した。

コメント