韓国人・○国人120

終わった順番に中型店に行かせると言った事が効いた。

皆が我先にとカウンターへ向かう。

余りの連続両替に、少し焦りはしたが、勢いの付いている彼らを止める気には為らなかった。

誰かが危険な目に遭うまでは、これで良いと思った。

8時を少し回った頃に、ゴト師を引き取りに来た警察は、若い男を引っ立てるようにパトカーに乗せて、走り去ったと言う。

大型店でのレシートゴトは、このまま順調に終わると思った。

8時30分を回った頃にはレシートは、ほぼ無くなっていた。

しかし大型店が遂にレシートゴトに気付いた。

大型店のカウンターが騒ぎに為っていると、手下の一人が、電話を僕に掛けて来た。

たいした事では無い。

白シャツ達が、カウンターの中を右往左往しているだけである。

手下達に指示をして残りのレシートは無理をするなと伝えた。

それよりもプールしている景品の換金を急がせた。

閉店間際は換金所が長蛇の列に為ってしまう。

店員が出て来て、聞き取り調査などされたらウザい。

間抜けな、この店なら、やりかね無い。

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良夫ちゃん達を車に呼んだ。

「両替行けるけど行く?」

「行きます!」

二人声を揃える…

「カウンターが騒ぎに為ってる。多分二人なら平気だよ。知らんけど。僕は動けないから助けたりも出来ないよ。それでも行く?」

「行きます!」

はい、はい…

少しは物を考えようね…

まあ、二人なら多分、大丈夫であろう。

変造カード使用もバレてはいないと思っていた。

バレていれば、若者より先に捕まっていた筈である。

この先のレシート交換は見た目が1番重要であろう。

見た目でしか捕まえる事が出来ない店に対しては、まさかと思われる人間の勝ちである。

しかし、二人を行かせる1番の理由は、ただ、うるさいからであった。

「怖がって行けないって奴らからレシート貰って行って来て。取り分は3割のままだよ。嫌なら他の奴に行かせる。良い?!」

先に釘を刺した。

値段交渉などされたらダルい。

不満げな顔を二人は見せて何か言おうとした。

口は開かせん!

「嫌なら僕が行くから良いよ! こんな簡単な両替ねーんだから。帰って良いよ!」

二人は慌てて声を揃えて言った。

「行きます、行きます!嫌じゃ無いです!」

よっしゃっ!

最後に僕は勝つ!

体から、痛みが少し、消えたような気がした。

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