韓国人・○国人116

中華ソバとピンが車から降りた後も、後部座席には、なぜかバレた男が残っていた。

「お前、何してんの? どっか行けよ。用無いよ」

おどおどしながらバレた男が口を開く。

「すいませんでした…」

「謝らなくて良い。失せろ。目障りだ」

運転席の、ちょっとやそっとじゃ負けない男が口を開いた。

バレた男と普段から仲が良い。

「まあ怒んないでやってよ。5上の奴に無理矢理連れて行かれたみたいだから…」

どいつもこいつも…

「うるせぇ、お前も文句あるなら帰れ。動けるようになったら、お前ら皆ぶちのめしてやる…」

木刀さえ持てば何人来ようが負けない…

自信があった。

「いや… 俺はアンタを嫌いじゃないから喧嘩なんかしたくないよ。キンタマ潰されるのもお断りだし」

え?

なんで知ってる?

あ…

中華ソバ達が喋ったのか…

少し復権したか?

必殺技は、バレたかもしれないが、それはそれで面倒が減る。

出来ればハッタリで周りを黙らせる方が楽である。

しかし、このバレた男は、クビ確定であった。

バレた男に聞いておきたい事があった。

「お前、他の奴らに自分が捕まり掛けたの言ったのか?」

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「え!? まだですけど…言ってくれて無いんですか?」

「なんで僕が言う必要がある? あんなゴミどもに用は無いんだ。仲間ならお前がすぐに教えるのが当然だろ。そろそろ誰か捕まるんじゃねーか。どうでも良いけど車からとっとと降りろ… お前は二度と僕の前に現れるな… 文句があるなら、いつでも掛かって来い… 僕は意外と強いぞ。 分かったら消えろ、クズ野郎…」

逆切れされたら負ける。

自信があった…

しかしバレた男は観念したように車を降りた。

あと三人…

ちょっとやそっとで負けない男に聞いた。

「お前も帰るか?」

「いや… 俺は…」

「だったら二度と余計な事抜かすな。分かったか?」

「分かった。すまん…」

ハッタリ成功であった。

ガードの為に、手下を10人程、中型店へ向かわせた。

この10人で両替まで全てやらせるつもりである。

彼らの中に一般ピーポーは混ざっていない。

全てゴト師である。

その中から二人人を選び、朝のガードの形を話して、今回のガードのやり方を教えた。

「適当で良い。なるべく中華ソバの近くに全員でいてやれ。少しでも店側に疑われたら中華ソバに教えて全員店出ろ。無理は絶対するな」


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