「中型店の方は、全部両替終わった。問題は何も無いよ」
「そうカ!じゃあ三軒目やるカ!?」
中華ソバは、大型店でのレシート作りも順調に行った事で、勢いに乗っていた。
この先、更にレシートを安全に作るのであれば、必要と思える事を、僕は中華ソバに聞いた。
「中型店と大型店なら、どっちがレシート作るの楽だった?」
「ん?… どっちかと言うと大型店かナ… まあ、どっちも簡単だったヨ。なんでだ?」
「三軒目に決めていた店は、ここからだと少し遠い。時間的にも今からだと200万ぐらいが一杯だろ?さっき確認したんだけど、中型店がまだレシートさえ有れば出来る」
中華ソバは少し驚いた顔をして言った。
「出来るのカ?!」
「危険は増してるけど出来る。でも一軒で200万はキツい」
「じゃあどうすル?」
「お前がやれるなら、後100万をここで作ってくれ。終わったら中型店で100万ぐらい作る。新しい店で、今から店の雰囲気を確認するより楽だと思うぞ。僕は三軒目の店を全く見てないしな。大型店でのガードはこのままだけど、中型店でのガードは朝よりシッカリしてやれる。仕込みもあるだろうし、どうするかは、お前が決めろ」
中華ソバは残りの時間を腕時計で確かめて考え込み始めた。
新しい店をやる危険と、再び同じ店でレシートを作る危険を、計りに掛けているのであろう。
僕には知られていないと思っている、電波だか赤外線だかの受信機の仕込みの問題もある。
「そうだナ… 大型店で後200万作るんじゃ駄目か?」
受信機をまだ外してないのか…?
仲間の店員が外す…
僕はそう理解した。
中型店だと受信機取り付けから始めなければ行けないのであろう。
それが僕の中の疑問であった。
受信機は計量機から外して来ているのか、捨てて来ているのか?
冷し中華達とやったレシートゴトの時は、間違いなく受信機を捨てて来ている。
中華ソバが捕まりそうになった為、外す時間は無かった。
その後も、外しに行った形跡はないまま、計量機の点検を店側にされている。
「中型店は仕込みからやるんだな?」
「そ、そうだヨ…」
全てを話したそうな中華ソバの顔が笑えた。
しかしもう必要無い。
道具はリュウが見つけ出す。
無理に喋らせる必要は無いと僕は思ってしまった。
「ここで作れるだけ作るんでも良いけど、閉店が多分9時だから、両替がキツいかもしれない… レシートがゴミになる可能性があるぞ」
コメント
やっぱり待ち遠しい~
またいつか更新間隔短縮サービスお願いしまーすm(__)m
パチスキーさんどうもです。
ではそのうちやりましょう!