韓国人・○国人106

「俺がホールの中、見た感じだと、この後も問題なく、今のところは両替出来ると思う」

ツルッパは観念したようにそう言った。

ん?

マジで?

「他の奴は? 何人でチェックに行った?」

「四人。皆も大丈夫そうだって言ってる…」

イケる…

ビビりが、イケると言う以上、店員達に不自然な動きは全く無いのであろう。

「そうか… じゃあ、お前すぐ2万両替行け。もしも疑われていても、捕まらない方法がある。周りに皆居るなら少し離れろ。方法を教える」

「分かった、ちょっと待って………  良いよ」

「僕の言う通りに動けよ。嫌とかないぞ。分かったか?」

「分かった!もう腹はククってある!」

なぜかツルッパは気合いが入っていた。

調度良いので更に興奮させる。

怒りや興奮は恐怖心を消す。

「イレ込むなハゲ… お前に腹なんか括れねー。 どこで覚えたチンピラ言葉だ? あ? …ハゲ」

「剃ってんだっての! ハゲじゃねーよ!」

ふと気付いた。

余り言うと、ツルッパは泣くのであった…

逆効果になる前に方法を話す。

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「店に入ったら帽子を取れ。携帯を僕と通話状態にして行くんだぞ。それでヤクザを前面に出すんだ。どんなに店側が疑っていても喋り掛けられない雰囲気を作れ。歩き方も、馬鹿ヤクザみたいにしろ。携帯には、強気に、すぐ行くって言い続けろ。喋り掛けて来そうな店員が居たら殺す積もりで睨め。目に力を入れろ。それでも喋り掛けられたら返事は全て、あっ!だけだ。 店側はお前がゴト師だって確信があっても、絶対お前を捕まえたりしない。お前は自分がヤクザだって事を忘れるな。それでも捕まったら、絶対僕が助け出してやる。分かったか?」

確実に捕まる…

店側が疑っていれば…

そう思いながらツルッパにハッタリの使い方を教えた。

強気と捨て身がハッタリを真実に見せる。

僕はそう思う。

中型店は防犯が、いい加減なような気がしていた。

チェーン店の中で、最先端を行かなければいけない大型店が、余りにもお粗末である。

だから二万円分のレシートを残させた。

可能性は、限りなくゼロではあると思ったが、カウンターを締めた後も出来るのではないかと少し期待した。

前回の店では、カウンター開け後に、ずれ込みはしたが、すぐに気付かれた。

中型店は、そのソブリすら無いと言う。

僕の予想では、間違いなく、まだ出来るのである。

コメント

  1. パチスキー より:

    ツルッパさんも成長していくんでしょうかね?
    何やるにしても慣れってありますからね。
    更新ありがとうございます。
    3の倍数の日を楽しみにしときます。

    • ぽっぽ焼き より:

      パチスキーさんこんばんは。
      ツルッパの成長を見守ってやって下さい_(:3 」∠)_