韓国人・○国人100

それら全てに目をつむった。

体が自由に動かない僕に出来る事は既に無い。

出来る所まで両替出来ればソレで良いと思った。

レシートなど余らせても構わない。

誰も文句など言わないであろう。

この段階で婆さんと良夫ちゃんは呼んでいない。

全体の平均が欲しい時に二人は邪魔であった。

抜き出る人間は必要ない。

「取り分三割だよ。嫌ならカードやってて。来たければ来ても良いけど沢山は両替させない」

そう二人に言った。

「変造カードやってます」

予想した答えが返った。

僕はソッと胸を撫で下ろす。

もしも状況が変わったら呼んでくれと言っていた。

多分、大型店の近くで変造カードを打っているはずである。

そう思っていたら両替を始めて直ぐに良夫ちゃんから電話が来た。

「いま大型店でパチンコ打ってます。ついでに両替します」

なぜ…

アンタが決める…

普段は智恵など巡らない頭のくせに、お金が絡むと頭の回転が確実に三割増しで良くなる。

ボケはフリでは無いかと悩んでしまう。

「来たんだ… 三割だよ…変えないよ!」

「ついでだから良いです」

何かをやらかす可能性は高い。

油断がならん…

正解だった。

二人は、またしても旋風を巻き起こす…

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レシート作りと、両替と換金は、どちらの店も順調に進んだ。

手下達は、一回の両替が終わる度に、車や電車を使い両店を往復した。

手を抜いて二回続けての両替はさせなかった。

当然の様に不満は出ていた。

「なんでだよ。面倒臭い!」

そんな声が多数であった。

これが法律に触れない事ならば、その通りである。

無駄な事は僕にも分かる。

しかしゴトは法律に触れるのである。

相手を飲んで掛かるのは構わないが舐めるのは良くない。

この違いは微妙である。

違いが分からない奴は、捕まる可能性が高いように、いつも感じていた。

両替を続けて行ったとしても大型店でならば不自然に思われる事は無いであろう。

お客さんが多過ぎてカウンターの店員は人の顔など記憶している余裕が無い。

しかし中には覚えられる奴がいるかも知れない。

限り無く低い可能性でも廃除出来る物は廃除しておく。

手は抜かない。

空いた時間が無駄なので中型店に両替に行かせる。

それだけの事である。

普段はどうでも良いが、悪事は真面目にやる事が鉄則であるように思う。

手下の多くが言う。

「悪い事なんだからビクビクやったって駄目だろ!」

違う…

僕はいつも逆だと思っていた。

コメント

  1. パチスキー より:

    今日も更新ありがとうございます。
    良夫ちゃんなんで使っちゃうんですか(笑)

    • ぽっぽ焼き より:

      パチスキーさんこんばんは。
      良夫ちゃんのこれからの活躍?にご期待下さい!

  2. 花火 より:

    結構モバ時代に追い付いて来ましたね
    妄爺参戦の所大好きだったので楽しみです^^*