韓国人・○国人95

午前10時の開店と共に、中華ソバとピンが中型店へと入って行く。

手下達は、店の周りに散開して待機の状態に入った。

15分程すると、中華ソバ達が店から出て来て、仕込みが無事に終わった事を僕に告げた。

直ぐに手下達を送り込む。

台の確保に、楽なガードの成否が掛かっている。

最悪を防ぐ為に、計量機から1番近い2台のパチンコ台は、煙草とライターによって中華ソバが既に押さえている。

その背中合わせになった台にピンと源次が座る。

そこから順番に手下達が一台、間を空けて座る。

5分後、問題無く台の確保が出来た事を手下が僕に伝えた。

中華ソバとピンに言った。

「大丈夫だ。ガードに問題無い。無理しないでやれよ。少しでも疑われたら中止しな」

そう言って二人を見送った。

午前11時…

僕の手元には無事に作られた100万円分近くのレシートがあった。

全て3万円前後のレシートである。

中華ソバにもガードにも問題は全く無いと言う。

予定よりもレシートを作るスピードは早い。

残りのレシートは全て4万円前後の物になる。

更にスピードは上がるはずである。

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出来上がったレシートを、近くに居た手下に一枚持たせ、カウンターへと両替に向かわせる。

無事に使えるか試す必要がある。

ツルッパに行けと言ったら嫌がった…

「次は行けよ。嫌とかねーんだよ。ガードの奴が使ったパチンコ代の回収なんだから。アイツが無事なら問題無いから…」

ツルッパは渋々頷いた。

「怖くても絶対皆の前で怖いって口にするな。余裕な顔してろ。どうしても無理な時は、皆から離れて電話で僕だけに言え。じゃないと庇えないぞ」

「分かった…」

「今怖いんだったら電話で僕と喋りながら行け。店員の顔は絶対見るな。そうすれば怖い事なんか何も無い。分かったか…ハゲ!」

「剃ってんだよ!」

いや…

そのビビり方は間違い無くお前をハゲさせる…

神経使い過ぎだろ…

「試しに生やしてみな。多分てっぺん生えて来ないよ」

ツルッパは慌てて頭頂部を撫でた。

「生えて来ない感じだろ?」

「いや!生えるよ!」

必死な顔である。

「それはどうかな…」

ツルッパの顔が少し青ざめる。

その顔が可笑しくて、少し笑っただけだったが、僕の腹筋がツッた…

笑わすな、ハゲ!!

コメント

  1. パチスキー より:

    続きが楽しみです。
    更新間隔短縮希望です(笑)

    • ぽっぽ焼き より:

      パチスキーさんコメントありがとうございます。
      では、今月いっぱいは頑張って毎日更新します!