韓国人・○国人72

開店初日の夕方、中華ソバ達と店の偵察に行った。

中華ソバは、レシートを作る〇国人を連れている。

見た目は、日本人に見える。

軽く挨拶をして僕はイキナリ言った。

「アンタ、見た目が完全に〇国人だな。捕まんねーか?」

「大丈夫!俺、上手いヨ!」

そう言って彼は挑戦的な顔をした。

良い根性をしている顔に見えた。

やばい…

僕の出番無しか…

初日と、二、三日目の営業開始時間は変則であった。

初日の開店時間が午後3時。

店側の判断で、閉店時間は変わるようである。

二日目、三日目と営業時間は延びて行く。

既に開店していた店に僕達3人はバラバラに入った。

店の中では話しはしない。

一人、一人の目で見て、攻略方法を考える。

店は、お客さんで溢れ返っていた。

普通パチンコ屋は、8割の台が、お客さんで埋まれば、満員と言って良い。

経営者もソコを目指す。

この日は、空台が一台も見当たらなかった。

せっかく変造カード持って来たのに…

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偵察だけで、一日無駄にする事が残念であった。

この当時の新規開店初日は、デカク勝つ可能性が高い。

僕は、一人で計量機の位置を確認に行って愕然とした。

余りにも無防備な位置に、いくつもの計量機がある。

これは…

僕の出番は確実に無い…

店員などは殆ど来ない計量機もある。

少し気をつけなければいけない事と言えば、立ち見のお客さんが近くに居る事と、防犯カメラが最新型である事ぐらいである。

どちらも情報の知られていないゴトには無関係である。

お客さんは計量機などを観察している事は無い。

たまたま見られる事に気をつければ良い。

最新型のカメラなど何の役にもたたない。

カメラを覗いているのは、何も知らないボンヤリした人間なのである。

カメラが役だつのはゴトを人間が確認した後である。

はっきり言って、この当時の最新型カメラは、猫に小判、豚に真珠であった。

しかしヘタレなゴト師には効果があった。

最新型と聞いただけで勝手に怖がる。

店もゴト師も僕には間抜けに見えた。

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