韓国人・○国人45

最後の50万の両替は、現状を知っていれば危険な事は誰にでも解る。

手下達には細かい現状の話しはしていない。

取り分3割でやらせる為にである。

捕まる危険を僕が廃除出来れば、それで充分である。

逆に多いぐらいだ…

しかし、良夫ちゃんには、諦めさせる為に全てを話した。

いくら言っても行くと言う…

「勿体ないです」

ハンバーグ定食に付いているパセリを残すのとは意味が違う…

勿体ないとか無い!

捕まるんだ!!

「どうしても行きたいの?」

最後の確認をした。

「はい」

嬉しそうに良夫ちゃんは頷いた。

仕方ない…

僕は両替の可能性を考え始めた。

しかし思い付かない…

とりあえず、今有る景品を、お金に換えるのは止めた方が良いであろう。

二カ所からの疑いはキツ過ぎる。

店のカウンターだけを相手にしたい。

店の休憩が終わってから様子を見て考える…

それが、この時に出来た、最良の判断であった。

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良夫ちゃんが助かる方法は、一つだけ、レシート交換の最初から、僕の頭の中にあった。

しかしそれは、あくまでも可能性だけである。

休憩が終わる前に25万づつレシートを分けた。

全てのレシートが、7万円前後の、10時台に作られた物である。

一枚カウンターに出しただけで不自然…

二枚マトめて出せば、有り得ない…

ゴト師確定であろう。

三枚マトめて出せば考えるだけで恐ろしい。

「今回は何が起こっても絶対助けないよ。自分で切り抜けな。僕に頼る積もりならやらせない。分かった?」

「なんでですか?」

なんでって…

おかしいだろ!

僕が助けるのは義務か?

「助けて貰えるなんて甘いんだよ。全員自分でどうにかしてんだよ。やるの?やらないの?」

良夫ちゃんは渋々やると言った。

やめるって言え、アホ…

良夫ちゃんに取り押さえられた場合の切り抜け方を教えた。

「ボケた振りしながら、店の外で知らない人から半額でレシート買ったって言いな。でも店は多分信じない。そのまま言い張るかスキ見て逃げるかだよ」

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