韓国人・○国人30

反射神経で答えただけであろう…

変な所は勘が働くようである。

しかし、僕が観察した時も男の店員は、何かに気付いた動きはしていなかった。

余り深く考えるのは無駄である。

考えれば怖くなる。

僕は二人とは違い、普通にビビる感覚を持っていた。

4万前後のレシートを一枚づつ持った。

良夫ちゃんは当然言う。

「もっと!」

食べた事を忘れる老人のようである。

「ダメだよ… 3人で列んで行くから。全員無事なら、またすぐ行くから」

良夫ちゃんの顔が言う。

【食べてないのにぃ〜】

お爺ちゃん…

さっきお腹一杯食べたでしょ!

そう言いたい。

ツルッパに電話してカウンターの状況を聞いた。

「僕のスイートハニーは出て来たか?」

パチンコ屋の騒音で聞こえ無かったらしい。

ツルッパは店の外に出た。

言い直す。

「僕の女は?」

「マジで言ってんの〜」

「そうだ!」

ツルッパは、笑わなかった。

ツルッパの、恋愛相談が始まる…

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やめてくれ…

死にたくなる…

マジと思われる僕とは何だ…

「黙れ… 出て来たかどうかだけ答えろ…」

出て来ていないとツルッパは言った。

僕達の両替をツルッパに見せたくない。

まだ見張りとして使う為である。

「今やってる台はそのままで良いから、喫茶店に換金した金持って来て。急いでな!」

それだけ言って、返事も聞かずに電話を切った。

ツルッパが喫茶店に向かう為に使う出口とは違う入口から僕達3人は店に入った。

中華ソバをカウンターに真っすぐ向かいながら探す。

見える計量機前に、中華ソバは居なかった。

残りの計量機は2台…

どちらかに居ると思った。

両替が済んだら、店を出る時に見てやろうと決めて、両替に集中した。

カウンターには、先程と変わらない男の店員が居た。

一度成功している、3人列びで、男に慌てさせる作戦で行く事に決めてある。

列び順は、僕、婆さん、良夫ちゃん。

見た目で疑われる可能性が高いのは3人の中なら僕である。

僕が守って貰う…

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