韓国人・○国人21

「僕ここで飯食って車戻るんだけど知り合いにレシート交換頼まれたんだよ。時間無いから行ってきてくんない?」

そう言いながら2枚で8万円のレシートをテーブルの上に置いた。

「良いよ」

知り合いと聞いて、どう納得したのか、何の疑いも無くツルッパはレシートを持って立ち上がった。

「ここに戻って来てよ。僕が、戻った時居なかったら電話して」

「え?飯食うんだろ?すぐ行ってくるよ」

そう言ってツルッパはゴトに向かった。

少し哀れに思えた。

ツルッパが喫茶店を出て、僕も直ぐに店を出た。

パチンコ屋へ向かう。

途中コンビニで待つ手下に電話して状況を聞いた。

三人目の手下が両替を問題無く終わらせたと言う。

中華ソバが僕の車から降りたかを聞いた。

レシートを作りにそろそろ行っているハズである。

「ん… 車から誰も降りてませんよ」

そう手下は言った。

何やってんだよ…

ビビッたのか?

両替をしながらレシート作りを観察してやろうと思っていた。

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ここで手下が、一つ両替が簡単になる方法に気が付いた。

「カウンターの女、休憩取るんじゃないですか? 普通パチンコ屋は1時間に一回10分ぐらい休憩取りますよ」

そうである。

確かに休憩を取っている。

サンゾクでもタケコブタでもタバコ休憩だと言っていた。

両方の店では1日一箱タバコを店員に無料で配っていた。

タバコを吸わない人にはジュースを配る。

それらを持って休憩に入る。

他のパチンコ屋でも当たり前に見る光景であった。

僕は全く気付いていなかった。

「確かに全部の店で休憩取ってるよな?この店も取るよな?」

「取るんじゃないですかね〜」

そう手下は言った。

カウンターの人間が替わる。

それは紛れも無い一瞬のチャンスであった。

僕はアイデアを出した手下に言った。

「アイデア料で500円あげるよ。感謝しろ!」

「安っ!」

あげんのやめようと決めた…

レシートゴトを始めてから、まだ女性の店員以外がカウンターに立った事は無かった。

そろそろじゃないか?

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