韓国人・○国人9

当然嘘である。

何の問題も無かった。

店員の切り替わりの時に行われる、レジのシメさえ、くぐり抜けられたら、300万などでは無く、もっと抜ける。

今の時間は午後2時。

5時に店員の切り替わりか…?

その時にデーター的にバレるのかな?

それだけが心配であった。

冷し中華などビビらせておけば良い。

僕はまだ、取り分七割を諦めた訳では無い。

レシート交換が後半に差し掛かった時に、更に脅かせば七割で多分納得させられる。

敵は店だけで無く、僕達以外の全ての命有る者達であった。

「出来ないザンスか?」

言葉のナマリ方なのか、少し僕を馬鹿にしているように感じる…

ん?

今、僕を馬鹿にしなかったか…?

なんか分かりづらい…

まあ良いかと思った。

「とりあえずやらして見るよ。レシート作る用意だけはしといてね」

それだけ言って車を降りた。

良夫ちゃんの車に乗る。

すかさず良夫ちゃんが聞いて来る。

「何やるんですか?」

「まだ… なんか遅れてる。ツルッパは危ないゴトかも知れないからやらせないぞ。ちょっとその辺で飯食ってろよ。邪魔だから」

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「邪魔ってなんだよ!」

そう言ってツルッパはふて腐れた。

「じゃあやんのかよ?だったら残って良いよ」

慌ててツルッパが言う。

「良いよ、良いよ、待ってる!」

ぼくを突き飛ばす勢いで車から降りようとする。

僕はパチンコ屋の方向を指差してツルッパに言った。

「あっちの方になんか食い物屋あったよ。どっかその辺で2時間ぐらい待ってな。日当いくらか払うから」

ツルッパは嬉しそうに言った。

「マジで?」

「さっき皆待ってる間に遊びでパチンコしたら勝ったんだよ。今日のゴトが中止でも小遣いぐらいあげるよ」

そう言って3万円と7万円のレシートを見せた。

「すげぇなぁ〜」

そう言ってツルッパは驚いている。

「あ〜 これ両替して来て…」

ツルッパは僕が差し出したレシートを受け取り、良いよと言った。

込み上げる笑いを耐えるのは限界に近い。

自分のフトモモをツネッた。

かろうじて笑いを我慢する。

パチンコ屋の場所を教えて僕は言った。

「戻って来ないで良いから、食い物屋見つかったら電話して。僕もすぐ行くかもしんないから」

「分かった」

そう言ってツルッパは、ゴトに向かった…

コメント

  1. ホースケ君 より:

    あ~やっぱりこのツルッパをさりげなく引き込む下り最高です!展開覚えててもニヤニヤしちゃいます。引き続きお体に気をつけて執筆の方頑張って下さい!

    • ぽっぽ焼き より:

      ホースケさんこんばんは。まだまだモバで公開していた分が続きますが、応援宜しくお願いします!