第3章 偽造・変造カード

第3章 偽造・変造カード

偽造・変造カード20

「なにしてんだよ」 そう僕は言った。 妄爺が、疲れた感じで言う。 「また、アイツにさっき手を出したんだ。助けてって電話が来たから… ついな…」 そうか… なら問題なし… 転がっている男を見るとどうにか生...
第3章 偽造・変造カード

偽造・変造カード19

この時期、妄爺にも問題が起こっていた。 いつもは夜にご飯を食べに行くのだが、昼間に会えないかと電話が掛かって来た。 僕は当然ゴト中である。 近くまで行くと言うので会った。 会ってすぐに妄爺は言った。 「頼む。...
第3章 偽造・変造カード

偽造・変造カード18

取り付ける日の朝8時に、僕とリュウはパチンコ屋の駐車場に入って来る車の見張りをしていた。 誰かが来たら小池に連絡するだけの仕事である。 この日は、今まで付いていたパ〇フルのハーネスは触らないで、新しく大工の〇さんにハーネスを二...
第3章 偽造・変造カード

偽造・変造カード17

その間リュウは、取り分が安くても良いと言う打ち子を入れて、一台から五万円だけ出させたり、午前と午後二回に分け、三万円づつ出させたりしていた。 なんとか見た目で疑われないようにしたかったのであろう。 小池の取り分は、十万円を越え...
第3章 偽造・変造カード

偽造・変造カード16

ハーネス取り付けから一週間経って、リュウとハツコはサンゾクで変造カードを打つ為に復帰した。 二人だけなら警察の内偵など敵では無い。 ホールで不自然な動きをするお客さんなどいるはずが無いので、見回る刑事が居れば簡単に気付く。 ...
第3章 偽造・変造カード

偽造・変造カード15

ひと通り聞いて僕は言った。 「お前、取り分5%だよ」 「え〜 マジですか?!」 リュウが怒った。 「お前なんか金いらないヨ!何したよ!みんな危なかったヨ!」 黙る小池… 黙れリュウ… ウザい… ...
第3章 偽造・変造カード

偽造・変造カード14

店側の対応にもよるが、めぐり巡ってお客さんの財布を直撃する。 読者を敵に廻す可能性が高い、僕の最初の一撃であった… ゴトとは、全てそう言う物である。 すぐに両替して、少し時間を空けて角台に座った。 ダメだとは分かっ...
第3章 偽造・変造カード

偽造・変造カード13

リュウの言った事は、嘘じゃないと理解した。 僕は、持っていた鍵を地面に落とすと、そのまま店を出た。 不思議と怒りは、わいて来ない。 少し小池が哀れに思えた。 外に出てリュウとファミレスに向かう。 「小池ワ?...
第3章 偽造・変造カード

偽造・変造カード12

それでも小池から貰った恐怖は拭えない。 恐怖は間違いなく伝染する。 誰だって怖い。 それを必死に押さえているのに… 変造カードをやる時は、その日の体調や精神的な問題で怖かったり、全然平気だったりする。 それで...
第3章 偽造・変造カード

偽造・変造カード11

そこからは練習通り順調だった。 抜いた配線をポケットにしまい、ハーネスを出す。 今度は上からパチンコ台に嵌めて行く。 上が簡単にカチッとハマり、下も問題無くハマった。 もう一度、接続部分を確認して、パチンコ台の電源...