第6章 対策 対応策 対策 対応策61 呼び出し音が鳴る。 気付いていないだけだと知った。 しつこく何度も掛けた。 呼び出し音を聞きながら、良夫ちゃんがわざと出しているのかどうかの確認の方法をヒネり出す。 わざと出しているのか自然に出ているのかを確実に知... 2021.02.11 第6章 対策 対応策
第6章 対策 対応策 対策 対応策60 良夫ちゃんは裏ロムの打ち子を始めて三日目に38回の大当たりを引いた。 予定より18回多い。 通常は有り得ない。 そこまで連チャンが続けば裏ロムグループに途中で連絡を入れて、単発のセットを掛けて当たりを止めるかの確認をする... 2021.02.08 第6章 対策 対応策
第6章 対策 対応策 対策 対応策59 打ち子の途中で状況を僕に知らせる事が出来るようなら連絡するように三人には言ってある。 途中でハツコから連絡が入り、婆さんは問題なく出来ていると言う。 ハツコや婆さんが言う事など鵜呑みに出来ないが中華ソバからの文句の電話が来ない... 2021.02.05 第6章 対策 対応策
第6章 対策 対応策 対策 対応策58 携帯で通話中にダイヤルボタンを押すと、相手方に耳障りな大きな音が届く。 トーン音である。 この音はパチンコ屋の中の騒音などは物ともしないで耳に響く。 ハツコが時間を計り、その時が来たらダイヤルボタンを連打する。 婆... 2021.02.02 第6章 対策 対応策
第6章 対策 対応策 対策 対応策57 慌てて謝った… 脳みそを直接揺する様な奇声が苦手であった。 「ごめんなさい… 冗談です…」 妊産婦がやる、ラマーズ法の様に、ヒッヒッーフッフー言っている… 産む気? ここじゃやめてね! 受付機が付いた事... 2021.01.30 第6章 対策 対応策
第6章 対策 対応策 対策 対応策55 その度に僕は婆さんに失敗を告げた。 プレッシャーが婆さんの体内時計を狂わせている。 別段珍しい事では無い。 平時と緊張時では、体内時計は狂う物であった。 体内時計の狂いだけならば、婆さんのみが使える方法を思い付いて... 2021.01.24 第6章 対策 対応策
第6章 対策 対応策 対策 対応策54 僕を間に挟み二人をパチンコ台に座らせた。 僕は婆さんだけに言った。 「覚えてるセットをやってみて。間違えたら駄目だよ。1度でも間違えたり時間が狂ったらやらせない。分かった?」 「1度もですか?」 「そう。1度も…」... 2021.01.21 第6章 対策 対応策
第6章 対策 対応策 対策 対応策53 は? 何言ってんだ? 意味がよく分からなかった。 「良夫ちゃんに教わったの?」 「はい。リュウさんにも前に良夫ちゃんが100回出してる時、教わりました」 あ、あの時か… リュウが、理解しない婆さんに、車... 2021.01.18 第6章 対策 対応策
第6章 対策 対応策 対策 対応策52 受付機が設置されてからの婆さんと良夫ちゃんの動きは早かった。 いや… 設置を明日に控えた夜には動き出していた。 婆さんが僕に言う。 「裏ロムとやらの仕事、明日から行きます」 おい、おい… 自由人か? ... 2021.01.15 第6章 対策 対応策
第6章 対策 対応策 対策 対応策51 「動かなく?マジで? とりあえず持って来てよ… 修理に出すから…」 そして手渡された道具を見て僕は愕然とした。 「ぺっちゃんこじゃん!!」 何してくれとんねん!! 道具は、明らかに修理不能に見える程潰れていた。 ... 2021.01.12 第6章 対策 対応策