第8章 変化

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「5/29更新」休み延期のお知らせ

こんにちは。 いつもありがとうございます! 更新停止中ですが、もうしばらくお待ちください。 コメントもありがとうございます。 更新停止が長くなってしまい、ホントにごめんなさい。 再開の準備は進めています。 ...
第8章 変化

変化 12

結局このゴトがやりやすかったのは二ヶ月ほどであろうか… 最終的に10人ほどの打ち子を連れて出来る店を毎日三軒ほど作っていた。 僕のもとには何もせずに一日二十万円近くのお金が届いた。 残りを源次とリュウで分けていた。 ...
第8章 変化

変化 11

源次は5分ほどで店を出て来た。 なんの問題もなく設定を変えられたと言う。 これにより、この店の設定切り替えゴトが出来る台10台中、3台がゴトの餌食になった。 少し不安がよぎる。 始めてすぐは問題ないだろうが、三人の...
第8章 変化

変化 10

「うん… そうだけど…」 「だったら私がリュウさんになんかあったら助けます。愛してる人の為に体を張って頑張るなんて素晴らしいじゃないですか」 「…… 」 気持ちわるーーい! 愛とかコイツも言った! リュウは源...
第8章 変化

変化 9

2台目の設定を切り替えて僕は店を出た。 店内にいた時間は10分に満たない。 車に戻り打ち子として連れて来ていた手下二人に設定を変えた台番号を伝える。 同時に初期投資に掛かるお金を渡す。 「金ごまかすなよ。すぐわかる...
第8章 変化

変化 8

ゴト師はお客さんが自分のゴトに気付いた場合、どう言う動きをするのかをよく知っているのである。 動揺する人間の動きはどれも似たような物であった。 目が異様に揺れる… それまでとは明らかに違う動きをする… 露骨に見るな...
第8章 変化

変化 7

店員がお辞儀を終えて僕の目の前から姿を消した。 泥棒に頭下げてやがる… ノンキな奴だ… この店の店員は列に入る前と、列から出る時に必ずお辞儀をする。 そう言う店は結構多い。 その余計な数秒や行動がゴト師に味方...
第8章 変化

変化 6

僕を近くのお客さんが確認した直後が一瞬のスキであった。 一度近くに誰が座るのかを確認したお客さんは、すぐに自分の台に集中する。 確認された事を確認した直後にスロット台の横に付いているサンドと呼ばれる貸しコイン機に千円札を送り込...
第8章 変化

変化 5

店に入る前に源次に言っていた。 「台に座ったらすぐ電波飛ばすから離れた所から見ててな。ブロックとかいらないから」 「分かりました…」 人にゴトを見せる時に、臆病な姿勢は禁物であった。 その人間の限界値の設定が低くな...
第8章 変化

変化 4

なぜならセンサーが敏感だからである。 店員が慌てて飛んで来たら耳に携帯電話をあてがうだけで店員の疑いを晴らす事が出来てしまう。 逃げる姿勢を全く見せずに携帯を耳にあてている客を身体検査する事など出来やしない。 とち狂って...