韓国人・○国人121

両替を怖がる手下や、一般ピーポーの数は、僕が予想したよりも少なかった。

皆が勢いに乗っていた事が原因であろうか…

良夫ちゃん達は、大型店の出口付近で、店から出て来た手下達に、レシートの有無を尋ね続けている。

手下が言う。

「良夫ちゃん達、ダフ屋みたいですよ… みんな嫌がってます」

は?

「なんか言ってくんの?」

「言って来ますよ… レシートないかぁ〜 レシートないかぁ〜って… 完全にダフ屋ですやん。手にレシート結構握ってるんすよ!」

アイツら…

面白過ぎる…

「まぁ、放っといてやってよ…」

僕は手下にソレだけ言った。

手下達はウザいだろうが、僕や、両替を怖がっている手下達としては助かるのである。

怖がっている手下達は、良夫ちゃん達がしつこかった事を理由に、両替に行かないで済む。

僕としては、最後の1円まで両替して貰える。

内心ニヤ付いていた。

後は欲張り二人に任せて、中型店へ向かう事に決めた。

中型店でも既に出来上がったレシート交換を始めている。

レシート作りは順調に進んでいるとツルッパから連絡を受けていた。

大型店での、両替、換金を早く終わらせて待機していた10人の手下を、中型店へと向かわせた。

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僕も、中型店へと向かった。

この後、大型店では、良夫ちゃんと婆さんが、怖がる奴ら全員から集めたレシートを、全て両替した。

二人で、50万円近くのレシートを、閉店までの15分間に、2回に分けてカウンターに持ち込んだ。

最後の1回のレシート両替は、カウンターが混雑していて閉店時間を過ぎていた。

しかし、誰一人、二人を疑うそぶりを見せた店員は居なかったと言う。

無事に景品を受け取り、二人が換金所に並んだ時には、換金所の前は長蛇の列であった。

店側は、ここで、また失敗を繰り返した。

換金所の前に、店員を数人立たせて、犯人捜しを始めたのである。

その方法も稚拙であった。

その網に引っ掛かった欲張りな間抜けが二人…

良夫ちゃんと婆さんは、景品を換金所に持ち込む所で、店員達に目を付けられた。

二人は両替を急ぐ余り、景品を換金せずに貯めてしまっていた。

他の手下達は、景品を何回かに分けて換金する、当然の智恵を持っていた。

二人にはソレが無かった。

多少は、あったのだろうが、欲が、安全を切り捨ててしまっていた。

二人の両替が短時間で為された事も原因の一つではあった。

少ない景品を持って、換金所に並ぶ手下から、中型店に到着した僕に電話が掛かった

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