韓国人・○国人109

クソの様な手下達と、二人の扱いが違うのは当然であろう。

しかし手下達の見方は違う。

婆さんも良夫ちゃんも、完全に僕の手下と見る。

自分達と同列だと勘違いしている。

甘いのである。

人として僕が嫌いな奴は、どこまでいっても手下でしかなかった。

何かで犠牲にする事があっても仕方ないと考えていた。

その考えは最後まで変わる事が無かった。

彼らとの付き合いが続けば続くほど、僕の考え方は強固になって行った。

少し、へりくだる感じに、言葉と態度を改めた5上の男に対して、僕は苛立ちを押さえて言った。

「お前も変造カードやりたいのか?てか持って来てんのか?」

「残ってるのがある。四人やりたいって言ってるんだけど、やって良いかな? 頼むよ〜」

四人…

反逆者…

体が動くように為ったらゴトの世界から消してやる…

「やりたきゃ、やれ。ただ、レシートゴトに迷惑掛けたら覚悟しろよ。絶対許さないからな…」

「ホントか?! 悪いね!迷惑掛けないようにやるから!」

いや…

お前の存在が既に迷惑だ…

せいぜい、今日1日で、稼いでおきな…

反逆者を笑って許す程、僕は寛容では無い。

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5上の男達に、変造カードを打たせない様にする事は、やろうと思えば出来た。

しかし僕は、強気を持続させる気力がわかず、言い合いが面倒臭かった。

僕自信が舐められた事が、反逆の1番の原因であると諦めた。

こうして大型店で変造カードを打つ人間は、良夫ちゃん達を含めて6人になった。

その他に、僕達とは全くの無関係な、変造カードゴト師も、大型店に何人か入り込んでいると思われた。

僕やレシートゴトにとっては迷惑でしかない。

5上の男が僕に猫撫で声で言う。

「レシートも両替するから電話で呼んでね」

都合や、相手によっては態度や声色さえ変える…

強い者には、へりくだり、弱い者には強気に出る。

5上の男は、当たり前の、人間らしい人間であった。

それが間違いであると僕は思わない。

彼の間違いは、僕に逆らった事のみである。

僕は怒りを飲み込み、レシートゴトは続いて行った。

午後6時の段階で、大型店で作られたレシートの金額は、一千万円に到達した。

両替も順調で、問題はどこにも無かった。

中華ソバが車に戻り、この先の作戦会議が始まった。

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