何してくれとんねん!!
呆然とした。
良夫ちゃん達の頭の中ではレシートゴトなど、ついで、以外の何物でも無かった。
確かに両替だけなら僕も同じ感想である。
手下達や、手下達が連れて来た、一般ピーポーの中には、緊張したり恐れたりしている奴らもいる。
笑い話しでしか無い。
ゴトとすら呼べない程度のゴトである。
僕は全体の成功を考えて緊張していたが、良夫ちゃん達が緊張などする訳が無かった。
完全に頭の中は、出る店で打つ変造カードがメインだったのであろう。
レシートゴトの成功などは全く考えてくれない…
何度も同じ顔が両替に行けば、レシートゴトに取っては、マズい事など理解さえしていない。
しかし、一人ぐらいは良いと思う知恵などでは決して無い。
ただの、貪欲な金の亡者なのである。
普段ならソコに気付けたかも知れない。
玉抜きダメだよ!
そう言えたかも知れない。
人は体が弱ると頭も弱る事を、この時知った。
良夫ちゃんへの説明は、もうダルい。
「良かったね… 二人は今日はもうレシート交換終わりだから… 店戻って良いよ…」
良夫ちゃんが直ぐさま僕に食いついた。
「いや、まだ出来ます」
勘弁して下さい…
てか、許して下さい…
良夫ちゃんに言いたい事は数々ある。
しかし全てを飲み込んだ。
言っても無駄な事は分かり切っている。
僕は疲れている…
適当な事を言って追い払う事に決めた。
本当ならば大型店から出て行って欲しかった。
「分かった。 後でレシート余ったら全部やって貰うから… もう、あっち行って…」
僕から離れろ…
疫病神!!
しかし、この疫病神は大型店にとってこそ、本当の疫病神であったのでは無いだろうか…
良夫ちゃんは、僕の言った言葉を信じて、喜びながらホールへと戻って行った。
そっと胸を撫で下ろす。
後の事など、どうでも良い。
レシート余らなかった!
それで良い。
仕返しが少し出来た…
どこと無く、満足している僕がいた。
しかし旋風は、吹きやむ事が無かった。
中型店のツルッパから電話が来た。
「換金所は問題ないみたいだから換金始めてる。すぐ終わると思うよ…」
「カウンターは?」
ツルッパの反応が鈍い。
出来そうなのか?
まさかな…
レジを締めた後に出来るとは思って居なかったが一応確認させただけである。
期待など、それほどしていない。
コメント
良夫ちゃん大好きです。
毎日更新今日までありがとうございました。
明日は淡い期待を持ってチェックさせて頂きます。
今後も楽しみにしております。
読者の皆さま、毎日更新にお付き合いありがとうございました!2日おきの更新に戻ります…
_:(´ཀ`」 ∠):
ほんとに毎日更新ありがとうございました。
毎日楽しみにしてました。
良夫ちゃんに天誅が下る日はくるのか、これからも楽しみにしております。
やっと追いついたー!
モバ小説で1番大好きな作品だったので、また読めるなんて本当に嬉しいです!
大変な時期ですが、お体に気をつけて更新頑張り過ぎないくらいで頑張ってください!
ちょちょぽりすさんコメントありがとうございます!
あのスゴイ作品ばかりのモバの中で1番とは…とても嬉しいです。
ちょちょさんもご自愛下さい。
これからもよろしくお願いします。