韓国人・○国人93

レシートを作る場面さえ見れば道具の仕様は分かると思った。

中華ソバが疑い深げに言う。

「うん… でも、どうやってガードするんダ?」

方法を中華ソバに説明した。

「レシートを作る計量機の回りの台を、全部手下で固める。一般人は入り込ませない」

「全部…?何人必要なんだヨ?」

「そんな事はお前に関係ない。周りが全員仲間ならレシート作りは簡単だろ?店員だけ気をつければ良いんだ」

その後、レシートを作る計量機が、見取り図のドコの位置が良いかを僕が言った。

「ここがガードに1番適してる。ここで出来るか?」

広げた見取り図の一点を指差す。

中華ソバは、自分もソコが良いと思っていたと言った。

しかし、自分とピンが最初に店に入り、15分程、仕込みをすると言う。

その間は、ガードは要らないと断られた。

仕込み?

なんだ?

何をする?

電波の受信機を取り付ける?

そう言うのがあるのか?

赤外線などは、聞いた事も無かった。

「その15分は安全なのか?」

中華ソバは無理をしたのであろう。

「安全だヨ」

そう言った。

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中華ソバ達と入れ違いに手下5人プラス源次を車の周りに呼んだ。

ガードの指示をする。

中華ソバは、もっと沢山の手下をガードに使うと思っているようだったが、それほど人数は要らない。

ガード自体は5人も居れば充分である。

逆に多いような気もした。

朝のパチンコ屋の開店時は、余程の人気店か人気機種でもなければ、お客さんで溢れる事は無い。

昼の12時を目安に人が増えて行くのである。

更に、朝方のパチンコ台の埋まり方には、一つの特徴がある。

簡単に言うと、見知らぬお客さん同志はくっつくように座る事を微妙に避ける。

一台置きに座る傾向が高いと言う事である。

余程、何か狙い台がある人間が来た場合は別である。

しかしソノ傾向は強い。

ソノ傾向を利用すれば、ガードの人数は5人でも、倍近い台を僕達で占有出来るのではないかと考えた。

手下を一台置きにパチンコ台に座らせる。

そして、間に人を座らせない様な動きをさせる。

そうする事で少ない人数に依ってパチンコ屋の一角を占有する。

その占有した一角の先に在る計量機を選んだ。

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