韓国人・○国人34

新手の手下達に、今あるレシートを両替させる為、僕はコンビニへと急いだ。

彼らに少し状況を伝えなければならない。

コンビニへ向かう途中の道端に婆さんと良夫ちゃんがいた。

近づいて行くと、婆さんが良夫ちゃんに説教しているようであった。

良夫ちゃんは、僕の言う事はサラっと流すが、婆さんには全く逆らわない。

マザコンだ…

良夫ちゃんは老人に見えるが、51、2才である。

しかし、怒られて、うなだれる姿は、その辺の鼻タレ坊主のようであった。

だからと言って婆さんも立派な説教をしている訳では無い。

いつもズレている。

「死んじゃうなんて言って!本当に誰かが死んだらどうするの!」

ん?

何の話だ?

それが今回の両替の失敗で、婆さんが一番怒っていた事である。

関係ないがな…

「もう良いから… とりあえずコンビニ戻ろ」

そう言って婆さんをナダめた。

うなだれて付いて来る良夫ちゃんに僕は言った。

「子供無事に産まれた?何グラム?」

「は?」

それが良夫ちゃんの答えであった。

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ここから両替は、ある地点まで、全て順調に流れ始めた。

初回に作られたレシートを、二人の新手に両替に行かせている間にも、更に新手の、一般ピーポー達が到着し始めた。

それらの一般ピーポー達もピストンで両替に送り出す。

一枚一枚の額面が低く、一人に、一枚しか持たせない為か、店側は何の疑いも持たないようであった。

直ぐに、50万程の危険なレシートを残して、全て無くなった。

あとは中華ソバが作るレシート待ちである。

しかし時間が無い。

レジの締めが、どう影響するのかは分からなかったが、何もないとは思えない。

現在では、レジの締めにカウンターを閉めない所も多数存在するが、この当時は、ほとんどがカウンターを閉めた。

夕方5時の店員の切り替わりに併せていたのであろう。

4時、4時30分、5時にレジを締める所が多かった。

中でも4時30分前後が多かった。

この時間を基準にして、僕達は両替を行っていたので、残り時間は30分程と思われた。

そんな時、ツルッパから電話が来た。

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