韓国人・○国人26

歳は若く、決して馬鹿そうには見えない。

顔に嫌な感じが無い。

僕に対する態度も丁寧である。

喧嘩は弱そうに見えた。

世の中の悪意をまだ知らない甘ちゃんだ…

コイツなら犯罪に気づけば態度に出る…

咄嗟には何も出来ない奴だと僕は判断した。

隙だらけだ…

まだイケる…

問題なく両替を終えた。

ホール内は相変わらず盛況である。

ユックリと店内を歩き、言い抜けに使える台をに2台見つけた。

大当たり回数が、共に20回を越えて、人が座っていない台である。

店の外に出るとツルッパが歩いて来るのが見えた。

僕は冷し中華に電話を掛けながら店の入口でツルッパを待った。

電話に出た冷し中華に聞いた。

「もうレシート作り向かって来てる?」

「いま出るザンス」

イラッと来た。

冷し中華に文句を言いながら近づいたツルッパにレシートを渡す。

受話器の通話口を押さえて僕はツルッパに言った。

「両替して喫茶店来て」

何か言いかけたツルッパを、手で急かしてゴトに向かわせた。

スポンサーリンク

ツルッパの入店を確認して、僕は手下達の所に向かいながら冷し中華に言った。

「作るレシートは全部、3万円までにして。高額は両替しづらい」

すると冷し中華は嫌がった。

作るのが大変だと言う。

なんでだ…?

作り方が分からない僕には意味も分からない。

しかし引く訳には行かない。

「大変ぐらいだったらヤレや!こっちは捕まんだよ!」

余り聞き分けが悪ければ金など渡さない…

強制送還に脅える〇国人など屁でもない…

この時の僕の〇国人に対する認識は、この程度であった。

後に、彼らの中には本当に危ない奴らが居る事を僕は知る。

冷し中華は、僕の剣幕に気後れしたのか、渋々了承した。

電話を切って離れた所からパチンコ屋の入口を見ていると、ツルッパが出て来て換金所へ向かって行く。

すぐにツルッパに電話を掛けて聞いた。

「カウンターの店員女だった?」

「男だよ」

「あの女見かけなかった?」

コメント